「仕事に行きたくなさ過ぎて無断欠勤してしまいたいけど大丈夫そ?」
「無断欠勤するとどうなる?クビになる?」
という疑問を解決していきます。
そんなこと知ってるわボケ!って言われそうだけど、無断欠勤とは「会社に連絡をせずに休むこと」だね
結論から言うと、無断欠勤はめちゃくちゃオススメできません。1日たりとも。
以下で説明していきます。
損害賠償請求や解雇の恐れがある
無断欠勤をすると、会社から一般的にどういった対応がなされるのかをリストにまとめます。
- 連絡が来る(鬼電、鬼メール)
- 出社しろという出社命令が来る
- 解雇通知が来る
おおむねこのような流れになるかと思います。
最終的に待っているのが解雇通知でしょう。
解雇は一般的に無断欠勤が14日(2週間)以上続いた場合に認められるとされているので、1日や2日程度の無断欠勤では解雇はされないとみていいでしょう。
とはいえ1日だけでも無断欠勤すれば、会社からの信用はなくなってしまうね
【解雇通知】
〇月〇日付で、あなたを解雇(契約解除)しますよ。
という通知
その解雇通知に正当性があるかどうかは一旦おいといて、無断欠勤をした日数によってはこういった通知が来る可能性も十分あります。
そしてそれが「懲戒解雇」だった場合、さらに別の問題が出てきます。
別の問題とは、転職に超不利になるということ。
- 履歴書に「懲戒解雇」をされたことを申告しなければいけない
- つまり転職に不利。かなり不利。
- 申告しなかった場合、「あとで発覚→また解雇」という最悪ループの可能性がある
- 退職金の減額や、不支給の可能性がある
と、まぁ目も当てられないくらいのデメリットがあります。
「不当解雇だ」として訴えを起こしたとしても余計なお金と労力を必要とします。
実際、無断欠勤からの懲戒解雇が認められた裁判と、認められなかった裁判があります。ここでは詳細は省きますが、気になるようでしたらグーグル先生に聞いてみてください。結構興味深いですよ。
許されうる無断欠勤とは
無断欠勤すべてが悪!!というわけではありません。
次に挙げる理由がある場合、問題とならない(解雇が難しい)場合があるので確認してみましょう。
- 事故や事件、災害に巻き込まれた
- 会社に原因(ハラスメント等)があった
- 心身の不調
これらのケースでは、会社として責任を追及しにくくなります。少なくとも「解雇できる要件」は満たさないと判断されるでしょう。
事故や事件、災害
例えば「交通事故」「地震」「強盗に遭遇」などがこれに当たります。不可抗力です。
連絡をしたくても出来ない状況、もしくは連絡などしている場合ではないという状況も(頻繁にあるとは思えませんが)ゼロではないですからね。
それを説明したのにも関わらず「連絡してこいよ!」とか言ってしまうような会社などはないとは思いますが、もしそう言われたら、そんな会社さっさと逃げた方がいいです。
会社に原因(ハラスメント等)があった
会社に非がある場合。たとえばパワハラ、セクハラです。
現代社会では、昔では考えられないほどハラスメントには神経質になっていて、その種類も年々増しています。マタハラ(マタニティハラスメント)、アルハラ(アルコールハラスメント)、モラハラ(モラルハラスメント)など。
そういったハラスメントの被害者とも言える社員を強く非難することは、このご時世では会社としての評価を落としかねません。
心身の不調
ハラスメント問題と同様、うつ病や適応障害といった精神疾患が増え、社会的にかなり認知が進んでいます。
そういった状況に陥ってしまった場合、会社への連絡などが出来なくなることがあります。
問題のない人からすると「連絡の一本くらい余裕でしょ。それすらしないなんて甘えだよ、甘え。」と思われるかもしれません。
うつ病になるとそれが出来ないんです。
眠れない日々を過ごすことは当たり前。外に出ることはおろか、お風呂に入れなくなることだってあります。
これは体験してみないと分からないと思います。
現代ではこういった病気に理解が深まってきているので、会社としてもそういったことが原因での無断欠勤には寛容にならざるを得ないといった状況です。
無断欠勤のリスクまとめ
無断欠勤を行った場合のリスクを時系列でまとめていきます。欠勤が続くだけでなく、連絡が取れない場合は会社の対応が変わってくる点が要注意です。
()内はおおよその発生日
- 鬼電、鬼メール(初日~)
「(prrrrrrr)今日出勤日ですよね?」「(E-mail)どうしましたか?大丈夫ですか?」 - 自宅訪問(初日~)
「(ピンポーン)生きてますか?」 - 親に連絡(初日~)
「ご子息が出勤されていないようなのですが…」 - 出社命令(2日目以降)
「出社してください」 - 退職勧奨(会社による)
「辞めてほしい」 - 解雇通知(最低14日~)
「〇月×日に契約解除です」
無断欠勤とは、会社からの信頼を失墜させるだけでなく、こじらせると体力的にも精神的にもどんどん窮地に追い込まれていきます。
「無断欠勤してしまいたい」と思っている方へ
ここまで読んでいただいた方の中には、今まさに「無断欠勤をしてしまいたい」と考えてる方がたくさんいると思います。
そのつらさ、私も経験があるので分かります。
ようやく仕事が終わってストレスから解放されたと思っても、明日もまた耐えて仕事に行かなければならないというプレッシャー。ストレス。憂鬱感や倦怠感。終わりの見えないループ。
そこまで追い込まれているのであれば、もう退職のために動くのがあなたのためです。
あなたはきっと責任感が強く真面目なのでしょう。うつ病はそういった方に多く見られます。
そうなってしまったら私のように退職できたとしても、その先、うつ病と戦っていかなければならなくなります。
退職は逃げだと言う人もいるかもしれません。
自分を追い詰める環境から逃げて何が悪い。
逃げていい。
生きるために。
「明日休みます」も言えないのであれば「退職します」など、もっと言えないはずです。
退職代行はまさにそういった時に使うもの。
まずは相談からでも、すぐに動くことを強くオススメします。